パワーエレクトロニクス技術者の継続的な育成と交流を目的としてパワエレフォーラムをハイブリッドで開催します。AI生成で急成長するデータセンターとパワエレ電源システムの今後のトレンドを含めた講演を行います。
世界的なカーボンニュートラルの課題に対して、製品の電動化が急激に加速化しています。企業は、より高付加価値な製品が求められる中で、最新技術は欠かすことができません。
当協会は、先進電源技術情報をシェアすることで、パワエレ技術者の育成とスキル向上に寄与することを目的としています。皆様にお会いできることを楽しみにしています。
10:00
|
11:00
カーボンニュートラルが世界すべてで進行する中で、半導体に求められることは数多くなっている。とりわけ、低消費電力を実現するパワーデバイスには多くの関心が集まっているのだ。EV、ハイブリッド車、燃料電池車などのエコカーへの搭載、そしてまた太陽光、風力などの発電に使われるパワーコンディショナーなどにも重要なデバイスと位置づけられる。今回講演では、パワーデバイスの世界市場、設備投資動向、日本企業の活躍など最新取材をベースに報告する。また、SiC、GaN、酸化ガリウムなどのデバイスを生産する企業の将来像についても言及する。
13:00
|
14:00
コンピュータとネットワークの発展およびこれらの技術融合によって世の中のIT化、クラウドサービスが進展してデータセンター需要が拡大しました。結果その消費電力の増大が社会問題となり、コンピュータシステムの省電力化が課題となり、CPUだけでなく電力供給部分の高効率化も重視されパワエレ技術が注目されるようになりました。そして近年、生成AI活用が急速に浸透しており、その電力需要増加に対応した給電技術開発が急務となっています。
本講演では、コンピュータとネットワーク技術の発展、データセンターの発展の歴史を振り返りながら、ICTシステムおよびデータセンター向けのパワエレ技術による電源/給電システムについて紹介します。更に、急務となっているGPUやディープランニング専用プロセッサを搭載したAIサーバの消費電力増大に対する電源/給電における課題と如何に取り組むべきかを議論します。
16:00
|
17:00
データセンタービジネスは、生成AIの登場で急激な拡大と変化を経験し,新しいビジネスの生態系を創成しようとしている。データセンターの成長は、電力業界(経済産業省)と通信業界(総務省)、さらに建築・土木業界(国土交通省)の本質的な連携が前提になる「ワット・ビット連携」を本格起動することになる。すなわち、抜本的なインフラの進化としての、デジタルインフラと電力インフラのTOBE型の生態系への進化を要求している。生成AIの登場によって、パワーシステムは大きな進化と変革が要求されている。